ミスさえ美しい羽生結弦

ロシア杯、羽生くんが圧巻の演技で首位発進です。

ミスではないけど、後半の4T+3Tは、羽生くんにとってはミスに近い着氷だっただろうと思います。

2つ目の着氷が前のめりになって、それをカバーするようにイーグルをしましたから、まぁ、乱れも振り付けの一部…と言わせんばかりの『ごまかし』は、さすが羽生くんです。

『ごまかし』さえ美しいんだから、それは点数差し上げたくなるでしょうね(笑)

でも、『ごまかし』を『ごまかし』と見せないテクニックは、ある意味すごい技術力が必要でしょうから、こういうテクニックは今のところ羽生くんにしか出来ない事だろうと改めて彼のすごさを思い知らされました。

しかし、まぁ、昔々のフィギュアでは、ジャンプの着氷の流れは大事だったのですが、今はね~。『乱れた』なら『乱れた』、『ごまかし』なら『ごまかし』と判定する勇気も、ジャッジには必要かなと思わずにはいられない今日この頃であります。