平昌五輪フィギュア女子の感想

ずっと応援していた真央がいない五輪…というか、休養明けして復帰した時は真央が出るものと思っていた大会なので、いつになくフィギュア女子はサラリと見てしまいました。それだけ真央の演技に緊張してたんだな…と思うと、懐かしいような、緊張させやがって…みたいな感じですけど、そこまで熱心に応援したい女子選手がいない…というのも、なんか寂しい今日この頃です。あっ、三原舞依ちゃんが出ていたら別ですけどね…。

さてさて、改めて女子を振り返ってみると、ザギトワとメドベージェワの戦い…なんか長野五輪のクワンとリピンスキーを思い出してしまって、結局、五輪というのは若い子の勢いを好む場なんだな…と思い知らされた。

まだ世界選手権を残してますけど、今シーズンの女子を見ていると、長野五輪シーズンによく似てますよね。

グランプリシリーズで2勝してファイナル出場が決定していたクワンがケガで欠場。ファイナルはリピンスキーが優勝。 今シーズンは、メドベージェワがケガでファイナルを欠場し、ザギトワが優勝してますし、年齢的にも似通ったところがあるし、二人とも同国出身というのも同じ!

個人的にはメドベージェワの方が良かった…というか、金をあげたかったです。長野の時もクワンに金をあげたかったですが、今、長野のクワンとリピンスキーの演技を見返すと、リピンスキーのほうがいい演技してるんですよね。だから、数年経ってザギトワとメドベージェワの戦いを見返すと、ザギトワの演技は凄かったとか思う日が来るかも知れません。

個人的には、オズモンドが一番印象に残ってます。なぜって…?。まずこの人が自爆しないなんて…(笑)。自爆どころか、今までのうっぷんを晴らすかの如く爆発してくれました。一番いい色のメダルを彼女にはあげたい気分ですけど、ロシア娘二人を考えると銅は仕方ない。

オズモンドが自爆しなかったので、宮原さんに銅メダルは転がり込んで来なかったですが、宮原さんの演技には鳥肌が立ちました。ただ、たぶん皆さんも『オズモンドには自爆癖がある』という理由で、宮原さんにもメダルのチャンスがある…と思ったはずです。

ここなんですよね…。オズモンドが失敗すれば…で表彰台に手が届く…ではなくて、他の選手の出来に関係なくメダルがとれる…という位置に、結局は立てなかったのが悔しいというか…。

それを考えると、やはり昨シーズン後半に、いわゆる五輪シーズンの印象付け的意味合いも加わる世界選手権をケガで欠場した事が悔やまれます。

坂本さんはもっと台風の目になるかなと思ってたんですが、それでも初めての大舞台が五輪という事を考えると、よく頑張ったなと思いますし、もっと強くなるという期待を持ちました。三原さんと二人、来シーズンがとても楽しみです。

日本の選手たちは確かにレベルは高いですけど、何が必要かと言えば、やっぱりネームバリューを上げる事。出た試合はすべて表彰台&好演技&格付けが上の選手を破る事。難しいでしょうけど、これをやらないと、真央以来の世界女王はなかなか出てこないでしょうね…