アレクサンドル・ファデーエフ
世界チャンピオンになるほどの名選手でありながら、五輪には縁遠かった選手ってたくさんいます。
そんなフィギュアスケートの選手をピックアップ!
ということで…
『アレクサンドル・ファデーエフ』
この名前をご存知の方はいるでしょうか?
1985年、日本で開催された世界選手権で優勝した、旧ソビエト代表の選手ですね。
どちらかというと芸術性に優れた選手が多い旧ソ連代表の中で、果敢にジャンプで攻めまくったのが、このファデーエフ選手です。
優勝した翌年の1986年世界選手権では、ただ一人4回転トゥループに挑戦しています。
残念ながら失敗しましたけど、この人のジャンプはキレがあって、個人的に好きな選手でしたね。
3Lz + 3T のコンビネーションジャンプを自分が初めて見たのも、この人だったと思います。
ジャンプのプレパレーション(準備動作)も豊富な選手でしたが、
覚えているのは、これはジャンプ後の動作ですが、2Aの着氷後そのまましゃがみ込み、何をするのやらと思ったら、すぐさまシットスピンをやるんですよ。スゴイ(笑)
1984年サラエボ、1988年カルガリーと表彰台に立てず、ライバルのボイタノやオーサーがカルガリー五輪後に引退しても、翌年の1989年世界選手権でメダルを狙ったんですけどね…。4位だったかな…。
もう一度、金メダルをとってほしかったですね…。