キネマ旬報ベストテン&読者選出ベストテン
1984年度からキネマ旬報ベストテン年間決算号を購入し続けている。
最近は、ベストテンと興行ランキングなどの年間決算が別々に掲載されるようになって残念…。
まぁ、それはともかく、選考委員が選んだベストテンと、読者が選んだベストテンが多少違っているのはよくある事だが、2017年度ほど『えっ…?』と思った年はない。
まず、読者選出ベストテンの不思議である。
選考委員が選んだベストテンでは1点も入らなかった『忍びの国』が、読者選出ベストテンではナ、ナント2位…
選考委員が選んだベストテンではたった1点しか入らなかった『ラストレシピ』が、読者選出ベストテンでは8位…
『ジャニーズ』ファンにはキネマ旬報の愛読者がこんなにも多いのね…(笑)
とにかく、『ジャニーズ』の組織票でも入ったのかい?…と思わせる結果に、正直唖然とした。
実際、読者から投票された中から一部が掲載されたが、ベストテン上位の半分が『ジャニーズ』映画で埋め尽くされた人がいて、ドン引き(笑)
もちろん『ジャニーズ』ファンからすれば『ジャニーズ』映画は傑作なのだろうし、そもそも映画は人それぞれ好みがある。
キネマ旬報ベストテン選出作品だけが『いい映画』では決してない。
しかし、この結果はあまりにも『?』である。
昨年からインターネットでも投票できるようになったが、このあたりに問題はないのか…と思わず勘ぐってしまいたくもなる…
投票はハガキだけにした方がいい。