ブライアン・オーサー
この名前を聞けば日本のフィギュアスケートファンは『羽生くんのコーチ…』
でも、真央ファンにとっては『あのお方の元コーチ…』でございます(笑)
『Mr.トリプルアクセル』
そう言われていた事もありますが、自分はこの人を…
『Mr.シルバーコレクター』
そう呼びたい…
まぁ、世界選手権での優勝経験はありますけど、この人も五輪の頂点には無縁でしたね…
サラエボ五輪はトリプルアクセルを決めるなど、悪い演技ではなかったんですが、アメリカのスコット・ハミルトンに敗れました。
『スコット・ハミルトン』
男子がジャンプの時代へと向かう中で『滑り』の技術で五輪王者になった人です。
確か、サラエボ五輪では、2種類くらいの3回転しか跳んでいません。それで優勝ですからね、今では考えられない事ですが…
ハミルトンの魅力としては、小刻みなステップ技術が持ち味でしたが、フィギュアスケートがジャンプではなく『滑り』を競うスポーツだった時代の最後の世界王者です。
カルガリー五輪は『ブライアン対決』とも言われた、ライバル『ブライアン・ボイタノ』との一騎討ちでしたが、地元開催の五輪で銀メダルでした。
カルガリー五輪も悪い演技ではなかったんですけどね…。
このオーサーはトリプルアクセルを跳べる一方で、トリプルループが苦手でした。
ほとんど3回転ループを構成に入れていなくて、3回転サルコー+2回転ループのコンビネーションを跳んでましたね。
でも、カルガリー五輪では3回転ループを組みこんでいたんですが、2回転に…。
ボイタノは6種類の3回転をすべて成功させましたから、その辺りで差が出てしまいました…。
ループが苦手…。そう言えば、あのお方もループが跳べませんでしたね…。教えてあげられなかったのかな?
とにかく、個人的には、オーサーやボイタノ、ファデーエフらが活躍したこの時代の男子の戦いが大好きで忘れられません!